2013年10月20日日曜日

10:19:2013 創造の歴史 パート5


創造の歴史 パート5

2013年10月19日

 

A history of Creation – part 5


 

創造性のエネルギーの海は、皆さんを待っています。その海に身を浸せば、皆さんは元気をもらい爽快な気分になるでしょう。そして、久しぶりに故郷に戻ったように心底くつろぐことでしょう。まるで砂漠の中を延々と歩き続けた後に家に戻るようなものです。皆さんは知識を求めて枯渇していますが、ついに泉のほとりまでやって来ました。その泉から水を飲めば、その渇きはことごとく癒されるでしょう。私達はまた比喩でもって話しています。では皆さんがなぜここにいるか、創造というプロセスにもう少し光をあてるためにお話しましょう。

 

以前お伝えしたように、これはとても複雑で、また同時にごくシンプルなプロセスでもあります。原料はわずかで、実のところ2つだけ。クリエイティブに混合されたエネルギーと意識です。これが今度は、同じシンプルなプロセスによって全てのものを創造します。そのプロセスとは、エネルギーに意識を加えて振動させます。次に、このエネルギーが刻印として「存在する全てであるもの」を生み出すのです。人間は、この振動のパワーを過小評価しています。全く違った視点からものごとを見る傾向があるためです。皆さんは全てを解体し、小さな断片として切り離したいのです。ですから、他の手段で計る方がもっとシンプルな場合もあるのに、複雑化してゆくのです。

 

皆さんの目に見えているものは全て、そして目に見えないものも、振動の力で成り立っています。振動が全てで「ある」ものですから、その粒子自体は振動を目に見えるものにしたり、手で触れることができるようにするためにそこにあるに過ぎません。粒子が摩擦を起こすのですが、このプロセス全体において摩擦はとても重要な役割を担っています。振動自体は、均衡の片方でしかありませんから。皆さんはある物体を作ることができますが、それが他のものと相互に交流を始めてこそ、大規模な創造性を生みだし、皆さんが求めているものに「なる」のです。万物が特定の周波数を持っています。この特定周波数が他の周波数と交流を始めた時に始めて、興味深い結果が得られます。片手で拍手することは不可能ですね。存在の全てが存在するためには、少なくとももう一つの存在が必要なのです。これも、あの箱の中の猫に似ています。猫が存在するためには箱が必要です。箱が存在するためにも猫が必要です。「存在する」とは、存在する「理由」があって、という意です。単なる一つの物体にしても観察者なくしては無いに等しいのですが、生きるという創造のためには観察者も二つ以上のものを観察する必要があります。命、それは異なったあらゆる周波数の合流点で生まれます。これは静止点の正反対です。静止点は吸気が起きる時点にあるのですが、カオスでこそ皆さんの呼気、つまり創造がまさに起こるのです。

 

私達は以前にもカオスという言葉を使い、またここでも使います。この言葉について、人間はとてもネガティブな意味を刻印されていますね。それではお尋ねしますが、どうしてそうなのか、もう考えるのをやめたのではないですか?どうして皆さんはカオスを恐れ、何においてもそんなにコントロールしたがるのでしょう?コントロールという言葉がそれほどに人間の意識の大部分を占領しているのは、なぜ?それこそが、人類を創造エネルギーの海から切り離してきたのです。皆さんがものごとをコントロールしようとした途端、実際には皆さんは命が形作られるのを止めているのです。その時点でマインドが先導しています。そしてご存知の通り、人間のマインドは自由に広がるようにはできていません。皆さんにプログラムされている、一連のルールに従うのがマインドの仕事です。そして、そのプログラムは皆さんを「コントロールする」ために設定されているプログラムなのです。これでおわかりですね、皆さんがこれまでずっとネガティブだと見なしてきたもの、それが唯一の創造の手段なのです。つまりコントロールを手放すことであり、ある周波数が他の周波数に自由に激しく衝突することができる時に創造のパワーを衝突させることです。周波数どうしがありのままに衝突し合う時に、それらは「生き」始めます。皆さんも、コントロールされた状態にいようとする古く染み着いた習慣を少しずつ手放してゆけば、命が始まります。コントロールはある種の死に繋がります。コントロールしていると、何か新しいものが生じるたびに可能性の領域を狭めていきますから。それに対し、カオスは永遠に続く命を確保します。何か新しいものが生まれ、以前から存在する「存在する全てのもの」と交流できる状態にあれば、その度に可能性の数を増やしていくのがカオスなのです。

 

おわかりですね、皆さんがなかなか手放せないでいるコントロールのメカニズムこそが人類の行く手をどんどん狭め、光から遠ざけていったのです。そして今、カオスは皆さんの視界を今も覆っている残余している壁を取り除き、皆さんをもう一度解放してくれることでしょう。皆さんが主要原動力として密かにコントロールしている限り、真の価値、永続する価値あるものは何も創造できません。ですから皆さんは、何かを創造するにあたり、それが他の全創造物とどう交流するか、などといった基準を一切持たずに自由に創造してゆかねばなりません。当然、限界はあります。全てを統制する振動領域が限界を決めています。これにより、故意に他の全てに破壊をもたらそうとする力からは何も創造できないようになっています。つまり、既存のものを大きく促進させ、さらには新しい振動と交流できるレベルにある不可欠なもの以外は無効にするようなパワーだけが創造されてゆくのです。

 

私達には創造と破壊のサイクルがありますが、全てはきちんとバランスがはかられており、他の存在を消滅させるような力を持つものは生まれないようになっています。この創造・破壊のサイクルでは、破壊が創造を上回るといったネガティブなスパイラルへ傾くことは許されていないのです。ですから、皆さんはこの全プロセスにおいて何か傷跡を残してしまうのではないか、といった心配は無用です。この巨大で無限なる可能性の海から皆さんが水を飲み始めれば、そんなことは皆さんにも単にできないようになっています。皆さんが飲むのは生命の水です。生命の力は、最終結果として生じるものです。ですからじっくり焦らないでください。そして、自分が破壊者になるのではないかという恐怖は手放してください。それは起こり得ません。皆さんの創造物がその高調波領域と交流を始めて、もし何かが崩壊するとしたら、それはそうなる意味があってのことです。皆さんはこのサイクルに遥かによく適応するものを創造したということ、他の創造物の産物より進んでいるものを作ったということです。しかるべき時がくれば、かつて創造されてきたものは全てその存在を停止します。そして無限の海へと戻り、再び「成る」ことを待ちます。そして創造物の全てと交流するので、他の部分は不要で時代遅れとなってゆき、また「源」の原料へとなるべく元へ戻ってゆくでしょう。こうしてこのサイクルは延々と続き、カオスからさらなる「いのち」を生みだし、無知という闇の虚空から光を生みだします。その全てから新しい生命が生まれてゆくのです。

 

 

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